毛ガニが市場に並ぶと、「そろそろ春が来るなぁ」と感じる。立派なものだと一杯4千円~ぐらいする。←うちの場合は贈答用。少し小ぶりでも、新鮮で身がしっかり入っていそうなものを選び、家族みんなで季節の味を楽しむのが毎年恒例。毛ガニを食べると、無言の食卓になるのはお決まりである。
鍋で湯を沸かし、ぐらぐら湧いたら塩を入れる。その鍋に、毛ガニを輪ゴムで縛ってそっと入れる。
この瞬間はカニと目をあわせないようにしている。そして、心の中で「おいしく食べるからね…」と何度も唱えるのである。
我が家の場合茹で時間は10~15分くらい。茹で時間は大きさや数で調整する。
この後、冷水をかける方法もあるようだけど、我が家は鍋から引き揚げキッチンペーパーの上に冷めるまで置いておく。この方法が正しいかは分からない。でもおいしいから、いつもこの方法でやっている。
解体は食べる人にお任せ。なので食べ方もそれぞれで楽しむ。ふわふわしたカニの身を、甲羅に集めたカニみそに絡めて食べる。お酒との相性もばっちり。
ちなみに、毎年毛ガニを食べるわりには我が家にカニスプーンなるものは無い。キッチンバサミやフォーク、竹串などを、キッチンの引き出しから取り出しては、あーだこーだと考えながら食べるのが楽しみになっている。
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